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鉄道・バスを使った都市開発・経営シミュレーション箱庭ゲーム
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Train fever)はゲーム名が示す通り「主役は鉄道」ですが、バスや路面電車(トラム)も、運用次第で鉄道路線に匹敵、または鉄道路線を凌駕する収益を生み出します。それが「馬車・バス・路面電車の『都市間運行』」です。
馬車・バス・路面電車の『都市間運行』
本来、現実世界でも路線バスや路面電車(トラム)は市内各地と鉄道駅を結ぶ役割があります。市民に駅までノロノロ歩かせるより、バスやトラムで素早く運べば「回転率」が上がります。しかし、初期の遅い列車の場合、駅に集客しても乗客をさばけない事もあります。
なお、日本では「開業時は『路面電車の規格』だったが、後に一般の鉄道にアップグレード」を果たした大手私鉄が多くありますので(京急、京王、阪急、阪神、京阪など)、そういうイメージに当てはめるという趣味的な楽しみ方もできるでしょう。
都市間運行のメリット
- 低コスト・低リスクで運行を始められ、鉄道路線に負けない収益を生み出す。
- 既存の都市間道路を活用
- 都市間バス・馬車は走行路の建設が不要。
- 道路上に敷設するトラム線路は鉄道線路に比べ非常に安価(な上に複線完備)。
- 車両価格が鉄道より格段に安い…序盤は少しずつ車両を追加していくため、無理なく大量の車両を導入できる。
- 鉄道よりも運行頻度が非常に短いため、市民に便利な印象を与えられ、集客力がアップ。
都市間運行のデメリット
- 定員の少なさを運行台数でカバーする為、路線・台数が増えると管理が面倒で、PCに相応の負荷を与える。
- 都市間道路が通じている区間でしか運行できない。
- 都市を発展させる力は鉄道に及ばない。
- 市民にマイカーが普及すると、道路渋滞などで急速に収益が悪化し、20世紀末には絶望的な展開に。
- 慌てて鉄道に切り替えても、一度廃止した都市間ルートには、客が戻って来ない事が…
馬車・バス・路面電車の「都市間路線」の段取り
都市間のルート選定
道路で結ばれた近い都市同士に路線を開設します。速度が列車より遅いので、タイムリミット内に乗客を運ぶためにも「遠くの都市へ運んで多くの運賃収入を得よう」と、欲張らないほうが無難です。
1850年・1900年ゲーム開始なら、ガソリンまたは電気動力でない場合、途中に急坂が連続する路線は避けましょう(パワー不足)。
1都市1路線のほうが乗客が分散せず、確実に儲かります。「路線網を徐々に拡張する」という醍醐味は味わえませんが。
都市間運行における、始発停留所と車庫の位置関係 (馬車・バス・路面電車ともに)
車庫は路線の始発停留所の先の「停留所の有る車線側」に設置すると、車両を追加していくときに便利です。
停留所の反対側の車線に車庫を作ると、停留所を通過する場合があります。そうなると乗客の増加に即応できず、減収になります。
車両の追加・・・最初はチビチビ、乗客増加の勢いが付いたらバンバン追加
路線を開設しても、市民が路線の存在に気付くまで多少時間が掛かりますので、最初は赤字覚悟で運行します。最初の1台が反対側の都市に着いたら1台追加、途中で2台がすれ違ったら1台追加・・・という風に倍倍に増やしていきますが、ある時点から急速に乗客が増え始めたら「えっ、こんなに運行しても大丈夫!?」等とビビらずに追加していきましょう(特に馬車の場合)。
定員が少なく遅い馬車は、一度に何台か(何台も)追加していけば、一方の都市の停留所が大混雑する事態を少し防げます。
ただし「結果的に何十台も運行するのだから」とか「資金がマイナスになってもゲームオーバーにならないから」等と、馬車1台の価格が安いからといって最初期から全資金を馬車購入につぎ込むのはお勧めできません。
資金がマイナスからプラスに転じるまで意外と時間が掛かり、作成したマップ(アメリカ・マップは馬車の運行経費が高めです)や、難易度次第では破産します。
性能がアップした車種への交換(買い替え)
もし停留所が混雑していないなら、台数を減らさないと輸送力が過剰になりますので、台数を減らしてから(運用から外す車両をクリックし、「車庫に行く」アイコンをクリックしてから)、車両の自動交換をONにしましょう。定員×速度で輸送力を計算しますと、例えば蒸気バスは馬車の1.6倍の輸送力がありますから、ある路線で馬車から蒸気バスに取り替える際には、蒸気バスの適正台数=馬車の台数÷1.6となります。
バスとトラム(路面電車)の輸送力比較
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Train fever)標準のヨーロッパマップでも、無料DLC のアメリカ・マップでも、20世紀前半は、速度や定員で路面電車がバスを上回っています。この時期に国道にトラム線路を敷き、路面電車で「荒稼ぎ」するのも一興です。
- ヨーロッパ・マップの路面電車(トラム)がバスより性能が良い時期
- 1907年から40km/h(青い2両連結トラム)。
1920年から60km/h(黄色の2両連結トラム)。このトラムは1970年まで販売され、バスより維持費が安い。
- アメリカ・マップの路面電車(トラム)がバスより性能が良い時期
- 1915年から35km/h(窓の大きな角ばったトラム)
1940年から45km/h(丸みを帯びたPCCカー)。1952年のフィッシュボール登場までバスより高性能。
都市間道路の「実際の」最高速度
未舗装の都市間道路は40km/h制限です。時代が進むと舗装され最高速度は上がります。しかし、しばしば「市民が所有するマイカーよりも、プレーヤーが運行するバス・路面電車のほうが高性能」という状況が生まれます。例えば都市間道路が舗装された頃の個人マイカーの最高速度は50km/hですので、都市間道路が舗装されたからといって、または高性能なバス・路面電車が登場したから早速買い換えても、市民の低速マイカーが邪魔をする事があるので、バス・路面電車が最高速度で走れるとは限りません。
バス・路面電車を高性能な車種に取り替える際は、市民が所有するマイカーの性能にも気を配る必要が有ります。プレーヤーのバス・路面電車の後に、市民のマイカーが着いてくるようになったら新型への取り替え時です。
筆者自身は、「
海賊王にバス王にオレは成る!」と、
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Train fever)標準のヨーロッパ・マップを、サイズ大、難易度「難しい」、1850年からプレーして、都市間の馬車路線からはじめ、時代と共に都市間バスへ移行し、沢山のバスを運行した結果、ギリギリではありますが、最高難易度・最高ポイント配点の「輸送王(難易度高)」の実績を獲得した覚えがあります。
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Train fever)の主役である「鉄道」を全く使わずに、最高難易度のミッションを達成してしまうのは邪道かもしれません。しかし、難易度「難しい」では、鉄道の黒字化、特に「時代の変遷による鉄道の性能アップ&維持費の高騰」「車社会の到来」の中で鉄道の黒字維持は結構難しいので、
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Train fever)の全実績コンプリートを目指される最終手段としては有効かもしれません。
★この「都市間バス」で、なし崩し的に獲得できる実績・・・39実績中の18実績(全実績の46%)
- 最初のバス停
- 最初の路線
- 最初のバスが到着
- 最初の乗客が待っている
- 最初の乗客を輸送
- 百万長者
- 輸送マイスター(※負債なし)
- 輸送の勝者(※負債なし)
- 輸送の勝者(難易度高)(※負債なし)
- 輸送王
- 輸送王(難易度高)(※負債なし)
- 1900年到来
- 1950年到来
- 2000年到来
- 2000年到来(難易度高)
- トラックフィーバー
- 守銭奴
- 守銭奴(難易度高)
※「負債なし」という実績クリア条件は、焦って車両を過剰投入したりせずに、地道に都市間馬車・バスの台数を増やしていき、さらに新規路線の開拓を適宜行っていけば、比較的、無理なく達成可能です。
※ただし、都市間バス・路面電車が優良な攻略法なのは「市民のマイカー所有率が上昇し、都市間バス・路面電車の利用者が減少し、都市間道路の大渋滞で都市間バス・路面電車の運行に支障が出る20世紀末までの期間限定の攻略法」なので、時限タイマー付きの「逃げ切り攻略法」でもあります。その刹那的・栄枯盛衰・生者必滅のスリルを味わうのも面白いでしょう。
※もしかしたら、「鉄道を全然使わないから」を理由として、筆者が最高難易度の実績「輸送王(難易度高)」をクリアしても「王冠の色がグレースケールからカラーに変わらない」のかも知れません。
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